馬の学校
馬の学校といっても騎手を養成する学校ではありません。「馬の調教について学びたい」「馬の乗り方を見てほしい」といった方のために、日頃、馬に乗る中で起こる疑問や質問にお応えし、マンツーマンでレッスンするものです。
☆馬の乗り方を学ぶコース
騎乗レッスン30分×2回 ¥11,000(別途保険料¥100)
※レッスン中、前後に疑問・質問があれば遠慮なくどんどんしてください。それが解決の糸口になりますから。
インストラクターの指示は絶対!?
「手綱をもっと短く」「脚を使って!」「体を起こして!」「かかとを下げて!」‥レッスン中にこんなアドバイスを受けることはよくありませんか?でも、なぜこういうアドバイスを受けたのかインストラクターから説明を受けたことはありますか?大人数で行われるレッスン(特に部班)では、得てしてインストラクターの指示は「いかに隊列を崩さずに整然とレッスンが行われるか」「いかにきれいに乗れるか」に重点が置かれがちです。こういったレッスンで「馬がどんな状態なのか」「自分の指示に対しての反応がどうなのか」ということを騎乗者が考える余裕はあるのでしょうか?私も昔、誰か(詳しくはふれませんが‥)からこのようなアドバイスを受けると、それに従うことが第一で、たとえ自分がしんどくても「乗っていれば上手くなる」という言葉に騙されて?乗り続けたものです。しかし、それで良くなったかといえば、かえって変な癖がついて直すのにそれ以上の労力を要したような気がします。私の場合は馬の体を締めつけて乗るというものでした。締めつけて乗ると何がいけないかというと、自分の足が固まっているので必要な時に脚が使えないということです。自分ではこの癖は今はないと思っています。どうしてなくなったのかというと‥。
いかに楽して乗るか?
私は今のクラブの前は山梨県の外乗が盛んな某クラブで働いておりました。そこでは外乗のお客さんが多いので忙しい時(GWや夏休み)になると1日7〜8時間も馬の上にいることもざらでした。こうなるとあんまりきばって乗っていると疲れて体がもたないし、外乗中にお客さんを見たり会話する余裕もなくなってしまう。そこで必然的に「どうすれば楽に乗っていられるか」ということが大事になってきます。するとまず「常歩では鐙ははかない」「手綱はなるべく使わない(もしくは長く)」「脚はなるべく使わない」「姿勢は気にしない」‥あれ、これって最初のインストラクターの指示とは全く逆ですよね。でもこれで随分癖は取れました。いわば「癖」は馬に乗る上ではお荷物なんです。お荷物は軽い方が人も馬もいいですよね。
上手くなるってどういうこと?
「どんな馬でも乗れるようになりたい」という方がたまにおられます。私も昔はそのように思っていました。が、今は全然そう思いませんし、そんなことは自慢にもならないと思っています。そう思った時点で既に肩肘張っていませんか?「馬をより良くできる」「良い馬により良く乗ってあげる」ことの方がよっぽど大事だと思います。では、良い馬とはどんな馬でしょうか?私は「乗り手の指示にす〜っと従ってくれる馬」だと考えています。最終的には自分の手足のように動いてくれるような‥。(具体的には「馬の調教を学ぶコース」でふれます。)
さて、ここでは「より良く乗る」に重点を置いて話を進めます。人間は所詮、馬にとってはお荷物なのだと思います。いわば大人が赤ん坊をおんぶしている状態に似ているのではないでしょうか。赤ん坊が後ろで暴れたら歩きづらいですよね。静かにバランス良くおんぶされている方がいい。もしくは、自転車に乗った時にも似ています。自転車に乗る時って足で車体を挟んだり、サドルにしがみついたりしないですよね。ただ、乗っかっているだけ。馬に乗った時もこんなふうになればいいのかなと思います。
馬の上ではどんどん体を動かして!
あとは最初からあまりきれいに乗ろうと思わない方がいいですね。それよりもっと気楽にどんどん体(手も足も)を動かしてほぐしていくのがいいと思います。交互に腕を振ってみたり、座る位置をずらしてみたり‥。最初はバカみたいに大きく‥そしてだんだんその動きを省いていく、サボっていくという感じです。一番大事なのは体の真ん中あたりで手足は一番最後。木でいれば手足は枝葉の部分で後々。具体的には調馬索などコントロールを必要としない場面で練習するのがいいでしょう。その方が安心して体を大きく動かせますよね。今までもこういったレッスンはやってきましたが、お客さんの話を聞くと「馬に乗るのが随分楽になった」と笑顔で話される方が多いですよ。「最近、どうやって乗っていいか分からない」という方、一度このレッスンを受けてみてください。何かヒントになるかもしれませんよ。